長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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基礎工事前に大きな石の撤去が必要になり重機につきっきりでGLと基礎の底盤レベルの確認をしていました。
重機で土を掘る毎に大きな石が顔を表します。
小さな石(といっても3トンほど)
重機で持ちあがらない大きな石は境界添いに移動
石を捨てると土が足りず盛土が必要になりました。
また一番大きな石は掘り下げても石の全体像が見えず
石の破壊作戦中です。
景色はとても良くそんな半日も楽しんでいます。
木曽の「四季を感じる家」は親戚の方々にもお越し頂き仏式の地鎮祭を行いました。人のつながりが心地よく感じられる場所でもありまたお気遣い頂きありがとうございます。
仮住まいにされているお施主さん所有の木曽駒高原にある別荘にお伺いしました!雲海も眺められるとのお話で標高にすれば1.300mほど広い空間に夏の間の仮住まいには何とも贅沢な空間です。
大きな予算調整もなく微調整で進みそうでほっとしました。

2011年 竣工の週末住宅です。
周囲が森に囲まれているとメンテナンスが必要になります。
積雪が多い大町の別荘ではデッキの手摺が劣化しメンテナンスを今年行いました。
使用頻度が低いこともあり完成1年後から換気扇のメンテナンス(湿度センサーはありますが)など度々行っています。

風景へ向かう開口
今月から感じる事があり週休二日を目指しゆっくりとした週末を過ごしていました。
雨ではありましたが原村・茅野方面で
森の中を散歩すると
生きている森、屍へ向かう森の様子が解ります。ゆとりのある頃に学んだLANDSCAPE。
自分の気持ちが森へと向かっていて、
間伐を行われない森がどんどん光を求める赤松や杉が細く高く成長し、やがて光を失った森が
新しい命を育む事が出来なくなっていく実態を目にしました。
それは災害や崩落へとつながる危険もはらんでいます。
昨日訪れた数カ所の別荘地でも場所により開発されて以来手を入れられた場所、放置されてきた場所の違いで住む場所としての安全性や価値が変化していました。
仕事に追われ忘れていた森との対話は、これからも長く仕事を続けていくために、今一番自分たちに必要な事だと実感しています。

新澤一平さんに竣工写真を撮影していただきました。
