長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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松本市里山辺の現場でHUMPさんキッチン取り付け
朝9時~15時まできっちりと時間をかけて取付してくれました。
現場に必ず採寸とおさまりの確認に来て
搬入路も細心の注意で一緒に考え
安定感がありぶれることのない
その仕事と向き合う姿勢からいつも刺激をもらっています。
今回
北入り道路のため開口が小さく搬入路確保が必要だったこともあり
現場採寸の際に外部足場が外れた仕上げ工事終盤にという
打ち合わせを行い
今の時期になりました。
久しぶりのチェリーのキッチンです。
今年は
長野県産材の栗、定番のナラ材 そしてチェリーと
施主さんの好みと住まいの雰囲気、材の確保などの諸条件から
それぞれのキッチンが収まりました。
12月クリスマスプレゼントの様な日程で引き渡し予定
4か月前に茅野のセレクトショップtmpさんで「雨花 UKUWA」を知りました。
恥ずかしながら
傘も靴も思い付きで購入し無くしたり1年履いたら新しくを繰り返した時期があります。
随分前に考えを改め現場靴以外は
手入れをしながら長く履いています。
これから手にする物は全て一生の友達でいたいと思い
日本製の織物で甲斐絹の技術を継承するジャガード織の傘を注文。
あれから3回使いましたが絶対忘れることはありません!
濃紺と一つ一つが違うロット柄への愛着が日々湧いてきます。
その傘のタグに
雨を感じることができる人もいれば
ただ濡れるだけの人もいる
レゲエの神様ボブマーリーの言葉が。
気が付くまで何本の傘を捨てたんだろう。

アアルト自邸

アアルト アトリエのデスク
ひたすら意匠を考えて描き クライアントという良きパートナーと共に生きた
良き時代。
それでも必ず雨は降る。
根羽村で
材木の状況を聞き自分だけが早くと願っても
それはある何かを裏切ることになることを知る。
受け入れる事しかできません。
「晴れた日は晴れを愛し 雨の日は雨を愛す。
楽しみあるところに楽しみ、楽しみなきところに楽しむ」吉川英治
自分の力ではどうすることも出来ないことが多々ある世の中で
何を責めても仕方がない日は
上手くいかないその日を楽しむこともまた人生。
「老いと建築」松本市芸術館で見て来ました。コロナ過で苦しいのは皆同じ
演じることの出来る感謝であふれていた。

実家で御先祖様が植えてくれた杉を伐採し家のどこのは場所で何を使えるかを
見に行きました。

物事には両面があってウッドショックで国産材に脚光があたり設計側は材料が値上がりしたり
遅れたりマイナスで考えがちです。
しかし一方で日本の林業と山が活気づいている様子でかつてないほど太く長く真っ直ぐな
木が切りだされ材木が流通し山主さんに還元されている様子です。
伐採の後は
植林が進み新しい世代へと遷移していくことを願いつつ
嬉しいことも大変なことも紙一重だと実感しています。


松本市里山辺で仕上げ工事中です。
今日は施主さんと内部確認
取付予定の外部傘掛けなど金物類を持って来てもらいました。
久しぶりの暖色系色調の左官塗り壁の住まい
やはり落ち着きます。

