長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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東御市の現場の材木を
大工原さんの加工場で材料検査
木材を見せる場所は少ない住まいですが節がなく割れも少ないきれいな吉野杉が揃っていました。
なんと大工原建築さん手刻み加工をしていきます!
プレカットでは普段見ることがない
梁、桁には追い掛け(金輪接ぎ)大栓という接手を加工していきます。
梁と柱の接続部には一番大きなモーメントがかかるので
最大モーメントから外した位置の接手は当然ではありますが
一本ずつ加工した材木を確認するのも楽しみにしていきます。
近所の選果場が空いており大工原さんが借家して入れ子構造で事務所へと改修中でした。
好きなように工夫してやってみるそして好きにつくれてとても楽しい!
自由な大工さんの醍醐味な気がします。
古代からの地域の小さな祠の様なつくり方に思わず大興奮!
また次の現場用に小諸の地場材を安く買い取り時間をかけて天然乾燥したりと色々と工夫をしているようです。


安曇野市
外壁左官下塗りも順調に進んでいます。
二代目応援
この日は
つばさの様な雲が出ていました。

先週は安曇野、松本の現場へ そして農振除外の相談とリノベーション打ち合わせ
週末は茅野市の現場と原村から茅野市へと向かい茅野市民館に立ち寄りました。
住宅(持ち家)の着工数は2030年に半数になると言われています。
その中でも周りの新築された家を見ますと
工務店の半規格住宅あるいはHMの規格住宅の割合が圧倒的に多く
デザイン性を広告し主体にした企画型(規格と相容れる)
職人さん不足、人材難や材料の高騰もあり建築基準法でいうところの型式認定
画一的な安心感から横並びも日本的な文化のひとつであると思います。
最近では3Dプリンタで住宅をつくる会社も見られます。
オープン部品は3Dで出来れば良いなと思うのですが・・・
そのなかで
建築家とつくる家は貴重です。
誤解されがちですが建築家の役割はデザイン主導ではなく
地域性を考え景観を守り地域の文化を継承すべく
黙々と建築と施主と向き合いつくっていく住まい
私達は耐震性能、環境設計を始めとした機能に対して
今まで以上数値的な裏付けに経験値からの見解を融合していきたいと思います。

建築家 吉村 順三設計の軽井沢 脇田邸
建築当時周辺は森であったが、市街化が進み現在は賑わいのある3階を超える建物に囲まれるように建つ
その中には境界を守るかのような庭があり
建築は1階は大きなピロティで構成され2階が居住スペース
豊かな活動領域が人々の交流を促すようだ。
内部で構成された家具と使い勝手の良いキッチン
そして開口のディティール
最良の場所をいつも教えてくれる。


施主さんからの写真
昨年引渡しをした住まいの庭が葉影をつくり
暮らしに彩を齎してくれます。

先週は安曇野、松本から東御市で現場確認
その後計画中の打ち合わせをしました。
週末は設計打ち合わせでご近所のお宅にいきなり訪問でしたが
対応いただいたこと本当にありがとうございます。
吉田のJIA(建築家協会)の様々な行事
またその為のZOOM会議も毎週予定があり日課の一部になりました。
確かに時間的な拘束や心理的負担は大きく
社会貢献とは何かを常に考えているのですが
例えば、専門職であれば
社会的に委ねられた使命があり研究や活動団体として次世代への教育
一般への啓蒙活動もあり
社会貢献が生活と仕事の一部です。
またインフラを担う公務員、市場、生産者
全ての仕事が社会活動と繋がっているものと設計の仕事を通じて実感
できることもあります。
今週も引き続き現場確認や設計打ち合わせ社会貢献活動と
今の私達が出来ることを精一杯やって行きたいと思います。
