長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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気がつけば、実家に大いにお世話になるお施主さんが多いスタジオアウラです。
生まれ育った場所とも限らないですが、
親のお世話になるという事は当然、そこには親の介護、老後の世話も視野に
近くに住むか、つかず離れず暮らす事を選択しているという事です。
現実を言えば幸せな老後は
人生を語る上で大きなウエイトを占めていますが、
まだ若い30代では
大きな声で語り合うことは
人生の節目くらいではないでしょうか?
だから家を建てる時は
大いに夫婦、子供、両親とで語りあってください。
業界で
一番困った客は?
=意志の疎通が出来ていない家族。
というデータがありますが何か納得です。
人は80代を迎えれば
4人に1人が認知症の症状を発症すると言われています。
長生きの宿命ですが
近くに居ればその発症リスクも小さくなるので
近くに住むのはとても良い選択ですよね。
今、家を建てる人のキーワードは「幸せな老後」正に実感中!
認知症状のある親をもつ私は特に感じています。
塩尻市で3月竣工予定の現場です。
ここにもお飾りがありました。
八百万の神と新しい年に感謝を捧げる、日本の良き風習ですね。
内部塗装は棚も床も造作材も蜜蝋ワックスで仕上げます。
子供たちと安全に暮らしたい。とのご要望から自然素材中心の家になりました。


塩尻市の現場、地盤改良から着工しました。
年明けから各現場とも順調に始まりました。漸く業界の忙しさも去り落ち着きを取り戻した雰囲気です。
母屋のお隣に建てる住宅は集落の中にあり、近くの田には昔ながらの三九郎の準備が万全に。
恐らく父兄のみなさんのご苦労に寄って作られたもの?
子供たちが減りどこの集落でも年中行事を続ける事が大変な時代になり
周辺を歩いてみたところ、直ぐに数件の空き家を発見・・
ここも市街化調整区域になっている地域です。
簡単には土地の売買が出来ない、家が簡単には新築出来ない地域なのです。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
年末年始は例年になくゆっくりお休みし
年末は挨拶まわり、そして年賀状で結婚の報告や新しい家族が増えたりと沢山の嬉しいニュースのお裾分けを噛みしめていました。
年初から客観的に自分をみつめる機会がありました。
大きな地球に包まれる様に私達は生きてる事を、日々の仕事に追われるとつい忘れてしまいますが
実はひとりひとり、ひとつひとつが小さくてもお互いが繋がり、何かしらの影響を与え合っているという事を忘れない様にしたいなと
感じます。
写真は年末に体験した安曇野のイルミネーション。
今年のビジョンは場をつくる仕事、もっと大勢の人と関わって作る事、それが出来るように自分たちの土台作りをする年にしたいです。
いつになく前向きにゆとりを持ち生きたい。
影響を与えられることは
物では無くて心でありたい。
漠然としてますがまずは精神性を高める事だろうと
感じた年始です。
茅野の現場はすっかり雪景色
イケメンの八ヶ岳に逢えました。
ひたすら美しく心が洗われるよう。
-5度で既に極寒の中、隣の敷地で働く職人さんには頭が下がります。

原村の直売所の後で2008年に竣工した「光の舞う家」に伺い
ひかり達3人はすくすくと成長した姿に出逢う。
2階の子供室を仕切りたい等のご相談と共に
懐かしさを沢山わけてもらいました。
当初は階段を登ったり飛び降りたり、ロープからよじのぼり家の名前のように
舞っていましたが今は活字が友達という知的なお兄さんに成長し年月の魔法に
いつもながらびっくりです。
当時、インターホンは要らないと聞き
紐で引き鈴を鳴らす装置を玄関戸の横に付けました。
一生懸命考えて色々な鈴(クマよけの大きなベルまで)を見て
小さな鈴をつけましたが、今でも大活躍の様子。
そして当初は薪ストーブの薪は購入していたものの今では知り合いが声を掛けてくれて
薪はすべてご主人が調達し
更に体に優しい素材だけを使ったお料理教室をこの家から
はじめた奥さんのSさん。
雑穀料理、当時ふと渡した本がきっかけで生活が一変したというご家族ですが
私たちは極めて鈍感な食生活を今も続けています。
必要なことを必要な時に引き寄せたのはお施主さんの力、
でも少しのきっかけを繋げられた事をとても嬉しく思い出しました。
これは私たちの仕事の醍醐味、そして使命。
暖かな場、家が人を呼んでくれる。
そんな言葉を聞きながら再び初心に帰ろう。
私たちはいつもお施主さんから喜びを与えられる、
何時もそれを次のお施主さんにお返ししたいと思います。

