長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所

ブログ BLOG

Jul 19, 2016

EPISODE-Mリノベーション

安曇野市で設計を進めていました「EPISODE-M」が工事契約を完了し来週、解体より着工することになりました。

農家住宅だった畑や納屋、池や庭もある約築70年ほどの住宅の最初の相談は「改修」か「新築」か?からはじまりました。
新築で考えた場合には
解体費用にもお金もかかり新築にした場合には恐らく総2階で25坪前後の床面積の家になるだろうと思いました。
しかし、今の住まい方を見てみると広縁の廻った通し間を夏の間は客間やトレーニングルーム、図書室として使っていて古いものと付き合っていけそうな
若いお施主さんということもあり大規模改修の方向性を提案しました。
もちろん安全を確保する為に、LDKは基礎を打ち直し耐震補強も万全に行います。広縁と水回りも同様に基礎と耐震壁を補強し通し間は内装はそのままで
基礎補強を行い現在の建築基準法に添った住宅へ改修する事にしました。
また使われていなかった2階も耐震補強を行い、間取りを変えて断熱材を入れます。
古い建具や手洗いなどを再活用することでコストを抑え古いものと新しいものが共存する形でまとまりました。
大規模改修は思いがけず時間も費用もかかることもありますが、またひとつひとつ現場で職人さんと解決しながら進めて行きたいと思います。

Jul 17, 2016

仕上げ工事中です。

塩尻の二世帯住宅の現場です。
内装工事が進み来週から内部左官漆喰塗と設備と照明、電気工事の仕上げに入ります。
仮住まいで過ごしている80代のご家族もいます。
引っ越しまであと半月になりました。
解体から長い工事期間を乗り切って皆が健康でほっとしています。

Jul 15, 2016

アウラです。


猫のアウラも10歳になり、ツンデレだったのに、夜中に人を呼んだり「撫でれ!」と命令するなど寂しがりやさんになりました。
猫とのふれあいも大切にします。

Jul 14, 2016

塩尻市の森林


塩尻市には豊かな山があり、まだ松くい虫の被害もない状況です。時間が必要ですが地域循環を考えて行くと
やはり森の資源の活用が大切です。
一部でも良いので塩尻の木で家を創る日がやってくればと思います。

Jul 13, 2016

リノベーションとどう向き合っていくのか?

塩尻の大門で行っている6月のArchi-CONNECTではゲストに建築家丸山幸弘さんと新井優さんにお越し頂きました。

災害に向き合うリノベーションと題し、最近話題にのぼる安易なDIYリノべやグレーゾーンにあるリノべについて熱く議論をしました。
また「熊本地震」の現地調査の写真を見せて頂きながら現行の建築基準法に沿った住宅でも倒壊が免れなかった実態を踏まえ、これからの災害にどう備えて行くのか、人命と向き合う事と私たちの仕事が直結している事を目の前に突き付けられました。

多方面で繰り広げられる「空き家活用」は「にぎわい」を取り戻すことが目的で良いのか?と丸山さんより問題定義がありました。
建築士が関わる重さについては、日々葛藤しています。仕事ではないから関わらないと割り切りできるのか?
例えれば目の前で倒壊しそうな建物の柱を切ろうとしている志だけある人を放っておくのか?一言危ないよと警告するべき?

商店街で活動していると綺麗ごとではすまない実態を目にします。
くArchi-CONNECT>を継続し掘り下げて行きたいと考えています。

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