長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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長野県は南北に長く、つい走行距離も長くなり、1日200kmを超えても何も感じない私たち..ですが車はそうはいきませんでした。
なるべく歩く事、電車に乗る事、そして街の様子を観察する事などの意思があり車が再び一台になりました。そんな意思もありますがやはり愛車とのお別れは寂しいものです。
お別れする青いミニにお酒をかけて「お疲れさま」と声をかけました。BMWをこよなく愛する個人経営のお店の方にいつか蘇ってくれるのを期待してお任せしました。
安曇野の大規模改修工事(リノベーション)も既存につなぐ躯体が大工さんのご苦労の中で進んできました。新築と違い常に目視しながら調整し、クレーンではなく体と手作業で組み上げて行く工程には本当に大変な体力と知恵が必要です。
一方で佐久市の平屋の住宅は基礎のアンカー検査が無事に終了しコンクリートうちが行われます。
先週から安曇野、長野市、伊那市、佐久市、北杜市とぐるっと長野県を行ったり来たりして1日があっという間に過ぎていきます。

遠方だけでなく昨夜は広丘のお客様との打ち合わせ
お施主さん繋がりからのお問い合わせ、そしてご依頼が多いのが事務所の特徴となっています。
「還る家・安曇野」の外壁左官塗りがいよいよ中塗りに入りました。

雨模様の間、下塗りの養生が出来ました。
仕上げと同じカラーの中塗り材でファイバーメッシュを押さえていきます。
これでひび割れの起こりにくい仕上げとなります。
上塗りは骨材(7厘の砂)を入れて、左官屋さんのテクスチャーで仕上げてもらいます。
いずれにしても雨が心配・・・。
薪ストーブ屋さんも屋根の煙突、内部吹抜の工事に来てくれました。

屋根の上から、有明富士が綺麗に見えました!
このところの雨模様でなかなか進められなかった建て方も午後からの雨で中断。
特徴的な切り妻の2階建て部分のみを残し、下屋を撤去、同規模の改築を行っています。
住宅の4号建築の場合、面積が増えなければ確認申請は不要ですが、
建築士の責任で現在の建築基準法に準じなければなりません。
もちろん耐震補強も行います。
既存の2階建て部分を残しながらの補強・・・。曳家するにも、確認申請が必要。
浮かして基礎を作るのもお金が掛かりすぎ・・・。
そこで考えたのが、2階部分の4周を取り囲むように配置された回廊(下屋)でリングのように押さえ込んでしまう方法。既存の柱に新設の添え柱をボルトで固定することで一体化となる。


新しいものが出来ると既存の傾きがよく分かる。
傾きやねじれを修正しながらの建て方になりそう、せめて天気が回復すると良いのですが。
夏休みは来週までオープンデスクのTくん
模型製作、材料見本塗装、まちづくり活動も、春休みから続いて塩尻の方々とすっかり顔なじみになりました。
意図的に夏の間は活動もせず、お仕事のお知らせもぼちぼちとしていてその為か少し静かだった事務所へのメールや新しい問い合わせ、契約と、来年もやはり全速力なのだなぁ~と実感。
やりがいのある仕事で
でも一歩ずつ老若男女協働の社会へ前進あるのみです。

