長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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東京でHOUSEVISIONへ行って来ました。
これからの住宅の在り方を考える時、時間軸や距離、そして新しいメディアも登場し
私たちは距離感をどう受け止めて作っていけば良いのか日々考えています。
そんなお台場で
偶然、友人と出くわしたり、イタリア在住20年の友人、そして新宿でマンションのリノべをした友人と白ワインしたり不思議な距離感を感じた二日間です。
どこに暮らしどこで生きるのか?
選択する大切さに変化はありませんが、今の時代もっと気軽に移動して住まうことや定住に限らず将来の先に世代ごとに卒業していく可能性も視野に軽快に生きていける時代に変化しているとも感じます。
両親の時代の前は定住は当たり前、そしてその価値観の先で繁栄した「住宅産業」
その変化の過程にありもっと住まいや場所は「産業」という仕事だけではないところも含めて楽しく捉えていきたいと考えています。
ともあれ楽しい再会でした。

塩尻市の二世帯住宅では
三楽さんが庭工事中です。
漸く涼しくなり
庭の作業も楽しい季節です。

松本市で来年着工予定のTTの平屋スタイロフォームのブロック模型でボリュームとスケールの確認、開口や見え方、背景には北アルプスが見える(はず)店舗併用になるため駐車スペースも確認。市道と歩道の間のブロックも敷地調査し、来週市役所へ交渉に行って来ます。
一週間で完成度の高い模型が出来上がりました。
オープンデスクは建築を学ぶ学生にとっても小さな事務所にとっても
メリットがあります。
なるべく学生の今後の糧になる様に真剣に向き合っています。
敷地に対しての考え方や模型のバリエーションを増やしたり、感じたことを素直にやりとりしながら完成度をあげるべく要求を細部まで行います。


10年経過したモンステラは株分けをして、7個になり、変わった多肉植物を育ててみようと思い立ち手にしてみれば水やりが1か月に一度とかでびっくり。ただ日向が好きな植物と日影が好きな植物はそれなりの居場所に置かなては、やはり枯れてしまいます。
不思議なもので、なんとなくぎこちなかった私達の4層スキップフロアでの暮らしが10年経過してみたらこの事務所のあり様は自分たちの身の丈にあった暮らしそのものの様に感じます。これからの10年もこのスペースで暮らせるように朝の運動、野菜中心の生活、血圧も体調も万全に少々太り気味ではありますが、この生活を出来る限りこのスキップフロアの事務所で数十年、続けていきたいと思っています。
間仕切りのない小さな家と事務所はスキップフロアで行ったり来たり好きなもの、本、植物で雑然ともしてますが本当に居心地の良いスペースです。猫もきままにあそび、好きな場所で寛いでいる姿がどこからでも見えるし猫たちが私を見つけて一目散に駆け寄ってくる、そして柱を昇って目くらまししていく。こんな楽しい生活があるなんて、小さな頃に暮らした田の字の家では想像もつきませんでした。
改めて空間の遊びを受け止める力を人は持っていると思います。
