長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所

ブログ BLOG

Jun 16, 2022

宿泊施設とまちづくり

およそ1年かかり労力も情熱も傾けて来た小さな宿泊施設3棟の新築と改修工事
建築とは多くの法的根拠をクリアするために
意匠だけでなく様々な専門家と横断しながら練り上げていく行為。

計画では同時に周辺環境と歴史、そして進みべき姿を構想しつつ
建築では単純でありながら創造性が必要なそして取捨選択と決断と検討を日々を繰り返し
この厳しい時代と向き合い建築に翻弄されている。

多くのひとに教えてもらい多くの労力もかけてもらいながら形になった事とならなかった事
そして共に進んで来た事業主の持つ静かな中でも流れる純粋な情熱とまちへの思い

「共」を事務所のフィロソフィに掲げてから思い描いてきた道へと
舵を切った喜びそれを糧に進めて来ました。

この乱高下の連続(大げさですが)が知となり肉となりそして漸く最近になり自分自身となった。

その中で
後藤新平「帝都復興構想」関東大震災の後で日本の物資の乏しい時代に東京を復興させた後藤新平の功績を
思い過去の政治家の偉大さを思い知る日々。

形になるまであと少し
大切なものを再び確認しながら進めています。

PAGE TOP