長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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麦とうねる様な土手が続く敷地
豊かな自然に囲まれ景観を生かしながら暮らす家
計画中のプロジェクトの家具計画があり
近くの家具ショップMさんへ行った後で
ほぼ思い付きでしたが飛騨高山へ出かけて来ました。
おそるおそる出かけた道中も
除雪車が綺麗にしてくれてあり気温も4℃と暖かく美しい雪景色を楽しみながら慎重な運転で
無事に日帰り出来ました。
現地では観光客の方も多かったのですが人手の少ない場所を選び
高山の家具メーカーも最近では受注生産という形が多いので
納期が2か月ほど必要になるようです。
シラカワ、飛騨産業、柏はそれぞれショールームが近い位置にあり半日あれば充分見学できます。
ついでに訪れたオークビレッジの積雪量は計画中の場所を思い描きながら
雪景色をどう楽しむのか屋根からの落雪を考えながら歩いてみました。



北信地域の積雪の様子です。
厳しい季節になりましたがパウダースノーが魅力

実家で御先祖様が植えてくれた杉を伐採し家のどこのは場所で何を使えるかを
見に行きました。

物事には両面があってウッドショックで国産材に脚光があたり設計側は材料が値上がりしたり
遅れたりマイナスで考えがちです。
しかし一方で日本の林業と山が活気づいている様子でかつてないほど太く長く真っ直ぐな
木が切りだされ材木が流通し山主さんに還元されている様子です。
伐採の後は
植林が進み新しい世代へと遷移していくことを願いつつ
嬉しいことも大変なことも紙一重だと実感しています。


最近は予算調整で衝撃を受けることが続き
そんな時に何故か母の写真を見ると元気がでてくるので不思議です。
何があっても乗り越えていける。
普通に80歳超えて生きて元気でいてくれる
少しくらい物質としての何かが無くなっても家の価値も
人の価値も変わることはない
この時代に住まいを手に入れる事は試練と希望との擦り合わせの連続で
一段と強くなり家族で話し合いながら掴み取ることなのだと感じます。