Oct 18, 2021
Oct 18, 2021
Oct 15, 2021
松本市里山辺の現場も木工事が進んで施主さんが柿渋を塗装したラワン合板が
貼られています。
ご夫婦で東京からUターン
市内の土地を選択し何とその契約の前の日でしたが
敷地を見せて頂きました。
その日に偶然ですが
①隣地で柱状改良の工事中!
②出入りが著しく不便でバックしながら行ったり来たり
③不動産屋さんが急いでいるので値引きしてくれる話しになっていて
その3つがどうしても腑に落ちず
その土地購入は施主さんと話をして急遽やめることにしました。
土地探しを一から仕切り直して3か月後 現在の土地が見つかり①~③は問題なく前の土地よりも広く金額も・・
という事で契約に至りここまで順調に進んで来ました。
直観や縁というのは不思議です。
松本市内は宅地分譲が条件付き建売が多くなり良い土地を見つけることは至難の業ですが
条件を見直すことや前に進んで行けば良い土地とのめぐり逢いもあると信じています。
長野県産材の補助金を頂いており
12月下旬になりますが密かにOPENHOUSEも。
UA値 0.34 断熱等級4
猫の言葉を翻訳してくれます!ねえねえ 構って~とか想定内ですが・・楽しいです。
Oct 12, 2021
松本市島内の現場です。
土地探しから時間をかけて進んで来ました。
探しはじめて半年後
新しい分譲(3区画)が造成される前
情報を得ることが出来ました。
南に季節を感じ手入れがされている桜並木のお隣の庭と園路があります。
初めて見た時から
面積は小さくても借景と共にある
緑に包まれる暮らしを思い描くことが出来ました。
また
通学や通勤も近く安全面も問題がなく
最適な土地だったことが決めてでした。
計画を進めるにあたり祈りのスペースは要となりました。
当初は生活スペースに近い場所の意図で1階に祈りの間を配置していましたが
検討を重ね予算調整を経て2階へ
2階天井高さは桁側で1.700からはじまり宝形屋根の形状に添って
頂点へ向かい広がっていきます。
2階の低さと1階の高さのメリハリと
開口を南の開放感と通風という用途だけに絞り、トップライトからの光を北側から入光したことで
優しい光が祈りの間に向かい解放されていきます。
UA値 0.33 断熱等級4
桁高が低いことを考慮し天井断熱は ネオマt=90㎜ + 高性能GW140㎜+@としております。
Oct 11, 2021
塩嶺高原の別荘地は赤松もありますが
山桜やシャラの木ヤマボウシそしてナラの木など豊かな植生に恵まれた標高1.000メートルの
高原に位置します。
その良さは利便性にあり塩尻インター岡谷インターへ車で15分
通勤も便利、定住者も多く施主さんの候補地は3か所ほどありました。
私たちが今の場所に絞った理由は
南へ下がり豊かな森を目の前に見て、夏は木々に守られ冬は落葉した後の南からの光で温熱環境が保たれ住まうには最適な場所であると感じたからです。
またリビングスペースから隣家が全く見えない敷地であった事が理由です。
私たちも今は職住一体の事務所にいますが
実は住むことと二人の生活を楽しむ住まいをここ数年考えて来ました。
森で暮らすのかまちの中で暮らすのかと葛藤の日々の原村?茅野?軽井沢?と土地を訪ねて3年
一度はこの敷地を候補地として検討していました。
(結果自分たちは二人だけ、車がなくても生活できる土地を選択)
計画は高低差を生かし1階は強度を持たせたコンクリートを高基礎とし
湿度や雨や倒木からも守られるように床屋さんファンも設置しました。
ピアノを搬入し心地よい音量で響かせる為の天井と室内容積などを考え道路から直接入る場所にキャノピーに守られたエントランスを設け
そこからホールでリビングの大きな引き戸を開けると目の前に豊かな植生の森が広がります。
グランドピアノを弾きながら見える開口を一番良い場所に配置しています。
水回りは水勾配と排水を考慮して道路レベルの位置に配置しました。
ピアノの他に何とチェンバロも。
そして出会いから5年 不思議で嬉しい縁があってこの場所があります。
本当におめでとうございます!
年末の竣工まで大工さん工務店の時遊館と共によろしくお願いいたします。
私のピアノは基本が大切だと気が付いて4.5番の指の粒をそろえる目標
HANONを弾く日々
カッチーニのアベマリアを練習していますが
少しも上達しません。
Oct 11, 2021
私たちのサイトをご覧頂きありがとうございます。
先週は上棟式、現場打合せ、事務所でもZOOMでも設計打ち合わせ
朝も夜も涼しくなりましたが
日中はまだまだ暑く現場でも事務所でも水をたくさん飲みながら進んでいます。
光の中に
今はコロナもあり世界中が靄に包まれた様に前に進む一歩を踏み出しにくさを感じる日々。
しかし時間は流れていく、そして私たちは知恵を絞りできる限りの気持ちを込めて日常を過ごしていくことしか出来ません。
5年前ふとしたことがきっかけて塩尻の商店街の中、古い事務所を個人で借り
資金を出しリノベーションをしました。
何かに背中を押されたような若しくはストックを生かし受け継いでいくという社会的な使命感からの
思い込みが強かったと思います。
この計画は先が見えない、借り手も解らないそして資金も使う中で不安で一杯でした。
そんな時東京から帰省したばかりの若い青年から相談がありました。
ピアノを思いっきり弾ける場所が欲しいという話です。
この時まちの中に一件の空き家がありそこを使えたらと漠然と話を進めていましたが、
空き家の事で様々な問題もあり結局それは立ち消えとなりました。
その後は空き家は人の思いが介在し叶わないことも多くいろいろと経験させていただき
リノベーションやまちづくりを程ほどの距離感で考えるようになりました。
オフィスは有難いことに今も若いアニメーターが借りてまちに開いてくれています。
昨年のこと
あの時の青年から森の中でピアノを弾く家を建てたいと相談が来たのです。
これは5年間の出来事を肯定されたかのような本当に嬉しい事でした。
考え直してみますと腹をくくり進めて行こうと思ったリノベーションがきっかけで
自分たちは様々な出来事に遭遇しそこには独立してから経験したことのない
一個人として複雑な人の苦しさや熱い思いがダイレクトに投げかけられる状況があり
「共に」という今の事務所のフィロソフィーへと繋がっていきました。