長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所

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Jun 11, 2020

屋根について

屋根のガルバリウム鋼板工事中です。
建物の断面と屋根の形状は内部空間に落ち着き安らぎくつろげる天井の高さと意匠性と断熱材、電気配線や設備の収まりから
考えています。
そうは言っても木造のスパンや躯体の梁の掛け方から
最後はやはり平屋の軒先と重心の持つ美しさを
優り試行錯誤しそれでもなるべくスケールを抑える努力をします。

メリットは偉大な建築家吉村順三さんの言葉を借りると
全体を低く抑えることで全体のコストも下がり周囲の住環境にも配慮し建物が主張する事無く控えめな印象になる。

勾配も緩やかにすれば雨が漏らない素材と収まりに適う物を使い雨の集まる谷の部分は最近の大雨と将来の更なる天候を

考えると過剰なほど
かなり気を使います。


敷地内で処理をするのは
雨水の都市計画上の決まりがあるので外部からの雨水の侵入を防ぐこと敷地内で効率よく浸透させること
浸透が難しい土壌の場合には通常より深く大きな雨水桝を設けることと雨水桝からの経路を確保するための処理を考えた上でコートハウスの計画は成立します。

簡単なところでは
コンクリートを打つよりも芝生や樹木を植えることが雨水処理をスムーズに浸透させることができると考え庭と住まいとの関係を大切にしています。


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