アトリエのある平屋の住まい
2024年3月 茅野市
この場所で無ければ移住を考えなかったと語るクライアントは
生まれて初めて木造の戸建てに住むのだそうだ。
敷地の周りは程よく人の手による森があって緩やかなインフラが周囲に整備され起伏があり
背の高い雑草に覆われていた。
起伏の上からは人の営みが見え多くの実りと共にヤギとコウロギが伴奏してくれる。
この環境に住まいするのは特別なこと、いつもに増してそう感じた。
どこにあっても求める豊かさは純醉で
ここで暮らす為には手塩にかけて育てなければならないことがあり
多くの時間が必要な事もひとつひとつの行為が宝物を齎してくれることも
楽しみにしてくれた。
私たちはこの起伏に寄り添い内と外が繋がる開口を諸所に設け
人の営みと風景を確かめるコーナー窓を3か所と共に
この地のLANDSCAPEを思慮しながら計画した。
写真 砺波周平
造成 高橋総業
ランドスケープ Honda green
信州の建築家とつくる家 第20集掲載
Detail
用途 | 住宅+アトリエ |
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概要 | 木造平屋 |
所在地 | 茅野市 |
完成 | 2024年3月 |
設計 | 吉田 満 保科 京子 |
施工 | 森の加工場 大工のひらの |