信州の南信　豊丘村の完全分離型二世帯住宅です。

昔ながらの農村風景、母屋で農家民宿を営みながら、暮らしを楽しむ若い世帯と介護を主にした住居を希望された親世帯の住まいは東西に長く続いています。

親世帯では水回りの動線をキッチン、水回り、ベットスペースと回遊する形式をとりました。なるべく自分で手摺を使い半自立した生活を助けるように手摺の位置や汚物収納を工夫して設けた現実的な平屋にも庭の景色を切り取るピクチャーウィンドウを設置し思い出の品を飾るスペースやちょっとしな書斎コーナーを設けました。また日光浴が出来るテラスやキッチンから出入り出来る外物置を設置し暮らし安さを第一の平屋となっています。

別棟の子世帯は玄関に鉄骨階段を象徴的に設置しセカンドリビングとキッチンはスキップして繋がり南北に抜ける大きな窓からは昔ながらの農村風景を望めます。またキッチンから直線で設置した水回り、浴室からはテラスに出て夜のひと時も楽しめるような構成です。

竣工してから家族構成に変化があり今は家と共に幸せ溢れる家族の形がここにあります。