長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所

ブログ BLOG

May 24, 2021

小満 初候 蚕起きて桑を食らう

16年前の写真

九州から来た父と洗馬の父

二人とも方言がきつくお互い何を言っているのかわからなかったようです。

良き思い出

 

May 17, 2021

立夏 末候 筍生ず

立夏 末候 筍生ず

毎年この季節になると緩衝帯に植えたヤマモミジの緑が日々の癒しになっています。

先週は長い間進んできた住まいの工事請負契約が無事にできたこと

上棟式ができたことそして何より3年前から気にかけていたご家族の計画が無事に進むことが決まり

小さなコミュニティを創ることが長い間の目標であった私たちにとってこの上ない喜びとなりました。

一つの家族でもそれはそれは大きな事業で喜びもありますがそれが倍になり

そしてご近所に波及して空き地で遊ぶ路地の様な場所を創っていくことを

とても楽しみにしています。

また思いがけない計画のお話しも頂き少しずつ一歩ずつ前進している気がします。

そして長野市で13年前に建てて頂いた施主さんから昨年からメンテのご相談がありました。

昨今の情勢の中先週漸く伺うことができその暮らしぶりと積み重ねてきた年月の重み
家を大切に育ててくださった嬉しさで良い1週間でした。

現場では日々現場への細かな調整とWOODショックへの対応に追われてはいますが、出会う人のお陰で
元気にそして日本の長野県の未来を夢見て仕事をしていきます。

また1週間前を見て「共に」進んでいきましょう!

May 10, 2021

立夏 蚯蚓(みみず)出る(いずる)

牛伏川フランス式階段工

災害が多かった地区で景観を考えメンテナンスが容易にとの考えもあり

1916年に築造され今は国の重要文化財でもある場所です。

散歩にはちょうど良く時々行きたい場所です。

 

一方中山台の住宅団地は豊かな緑と適度な高低差があり個性があり

今も地区全体が住民の努力で整備された団地でした。

最近は近隣街区的な考えもあるのか塩尻市では土地整備計画事業は大規模に進みますが

こうした豊かさがあればと感じています。

そうはいっても街区公園でさえ緑化が難しい今の時代にあって変化の乏しい分譲地が増えている気がします。

分譲地の造成は役割を持ってその時代を過ぎた後、空き家など一連の集団でどこのような変遷を辿るのかが

これからの課題の様です。

Apr 26, 2021

優しく行きたい

穀雨 次候 霜やんで苗出(い)ず

お隣の方が高齢になったので息子さんと暮らすため引っ越しますとご挨拶にみえました。

15年も住んでいると時間の経過と共に生活も変わり

同じでいるものは何もないと改めて実感します。

時代の変化と共に私たちも変わらなきゃならない、変えなくちゃいけないことが大いにありますね。

そんな中でも着工現場が進み、基礎も完了した現場もあって今日からクレーンで棟上げ

そして2か月前にご連絡を頂いたはじめてのご相談にお越しいただき

嬉しい1週間でした。

4月29日から5月5日まで連休になりますがメールは通常通り対応させていただきますので

よろしくお願いいたします。

 

堀辰雄も夏を過ごしたスミスさんの山荘

住まいの原点とも言える

その場に存在するもので造られた山荘は

細い丸太で小屋組が組まれ外壁は木の皮で風雨にさらされながらも

色々な家族を守って来た。

ふと今の地球への負荷のある暮らしに思いを巡らせた。

2021,4.13 軽井沢スミスさんの山荘

 

 

Apr 22, 2021

SHISHI-IWA-HOUSE

 穀雨 葦はじめて生ず
建築旅行ができないので近場の軽井沢で建築家 坂 茂が設計したししいわハウスへ
建築は眺めることも良いけれど用途に合わせて滞在して改めてその意図を味わえると思ったのが

13年前友人がプロデュ―スしたコンサートに誘われに訪れた八ヶ岳音楽堂での3時間の出来事でした。

それから滞在する場所には滞在し味わうべき場所では味わって建築を体感することが楽しみになりました。

ししいわハウスではプライベートな個室の他に3部屋単位で構成されたキッチンがあり更に10部屋で使うリビングの様なラウンジがあり

この日は私たちだけの単独滞在だったので全ての空間を自由に行き来してゆっくり滞在しつつ建築を充分体感し何とも贅沢な一日でした。

やはり平日休みが嬉しい。

有機的なデザインが機能的に実現した建築

敷地内の樹木を生かしそれを避けて建築を構成したため曲線の様な線で構成されているので
見えている梁は微妙に角度があり一つとして同じではないのです。

段ボールを挟みこんだ構造用合板の梁が意匠的に生かされ曲線の内側がリビングで外の様な内として大開口を設け

て視覚的にも開放感もありました。

近接した敷地にレストランを含む2棟目さらに来年には建築家西沢立衛が設計した3棟目ができるとのことで

またその建築に出来たら滞在することを目標に仕事頑張ります。

本当に楽しみです。

曲線のような直線で構成されている。

周囲を歩くと様々な時代のVILLAもあり建築を楽しめる場所です。

その中で観光地軽井沢の悲哀を感じる建築を発見。

建築家 隈研吾設計のイタリアンレストランが昨年OPEN予定でほぼ竣工していますが

結局まだOPENすることなくまるで廃墟のような佇まい。

屋根の石は浅間石らしいのですが

今の事態が収束し無事にOPENした時には訪れてみたいものです。

 

2021.4.13 軽井沢

 

 

 

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